遂に出てきた、一蘭のカップラーメン。
一蘭の即席麺シリーズはこれまでに袋麺タイプ、半生麺タイプと食べてきた。袋麺タイプはインスタントの域を超えられない印象で、半生麺タイプはラーメンとして総合的な完成度はかなり高いものの、お店で提供されているラーメンと比べると麺の食感が違う方向に行ってる印象があった。
そして満を持して登場したこのカップ麺タイプ。1個490円という値段高めのカップラーメンの更に倍をいく価格設定。僕が学生時代の頃(一蘭が全国展開を始める前)は一蘭のラーメンって500円だったので、その頃の値段とほぼ同じなんだね。数十年前からずっと食べてきたラーメンがどこまで再現されているのか、価格に見合うものがあるのかどうかを検証していきます。
それ自体をどんぶりに見立てたパッケージデザイン。博多駅の近くにある一蘭で売ってました。
写真から察するに秘伝のたれは半生麺タイプと同じような感じに見えるね。
「あ・え・て」具は入ってないらしい。その理由がいかにも一蘭らしいコメントになってる。これまで食べてきたお土産シリーズのやつも具の類はいっさい入ってなかったし、余計なものはデフォルトじゃ付けないっていう一蘭のスタンスなのかな。
それでは開封していきまっす!
中身は麺の他には粉末スープと液体スープ、秘伝のタレが入ってました。すべて後入れなのね。
触った感じ秘伝のタレは粉末じゃなくてペースト状っぽい。半生麺タイプと触った感触は似てるけど公式サイトによるとこのカップ麺専用に開発しているらしい。使い回しとかではないんだね。
麺はお湯入れる前から美味しそうな雰囲気が出てます。かなりこだわってるらしいので期待大。最近のカップラーメンの麺はめっちゃ進化してるからどこまで再現されてるんだろうか。
店で食べるときは濃い目で注文するからお湯を少なめにしようかとも思ったけど、初見なので内側の先まできっちり注いでみた。
蓋の上にスープを乗せて待ちます。公式の待ち時間は4分だけど、福岡育ちなので2分半でいきます!
2分半経ったので、粉末スープと液体スープを入れて混ぜ混ぜしていきます。この時点でもうめっちゃ一蘭のラーメンの香りがするんですけど。完全にカップラーメンの匂いじゃない、お店の匂いやで。味はまだわからんけど。
麺もほぐして最後に秘伝のタレを入れて完成!やっぱり秘伝のタレはペースト状だったけど半生麺タイプの時とは違って油も結構入ってた。スープの量に対して麺は少なめかな?
それじゃ、麺がのびないうちに食べていきます!
まずは麺から。
一口食べてみると「!!!!」ってなった。何これすごいんですけど。
これまで食べてきた即席一蘭シリーズの中では間違いなく最強。ってかもうほとんど店の麺と変わらん気がする。強いて言えばほんの少しだけ店よりも細麺なのかな。のんびり食べるとのびるのも早そう。風味も食感もお店っぽい。カップ麺が半生麺タイプの上を行くとは思ってなかったから驚いた。
次にスープ。
こちらも麺に負けることなく驚愕の再現度。スープに関しては袋麺タイプも半生麺タイプもかなり再現度高かったから外すことはないだろうとは思ってたけど、これまた素晴らしい。とんこつの風味、秘伝のタレの辛みや風味もほぼお店を再現してる。飲んだあとの口の中の余韻みたいなものもお店のスープみたい。カップ麺でこんなことができるんかー。はぇー。。。
おわりに
カップ麺で490円は確かに高価だけど、一蘭好きな人は一度は食べてみてほしい。
麺を食べる時、スープを飲む時、食べ終わったあとに口の中に残ってるスープの風味と秘伝のタレの辛さの余韻。胃の中の一蘭食べた感。そして食後しばらくして軽くゲップしたあとに込み上がってくるあの風味まで再現されてます。お店の看板背負ってるカップラーメンはたくさん食べてきたけど、これはもうぶっちぎりです。ブランド隠して食べても誰もが一蘭ってわかるはず。いつものように再現度を点数にするとお店を100として92くらいはイッてる。いや、ちょっと褒めすぎか。87くらいで。
お店の約半額でこのクオリティなら夜中に突然一蘭のラーメンを食べたくなった欲求を十分満たしてくれること間違いなし。強いて欠点を言うならボリュームの少なさ。お店のラーメンもボリューム少なめだけど麺はそれの8割くらいの量をイメージしてくれればいいと思う。スープの方はお店相当の量だと思う。
半生麺タイプは標準で替え玉付いてるからかなりお腹いっぱいになったけど、これは足りん。スープまで全部飲み干しても足りない。お店の再現度と美味しさがかなりの域に達してるのでもっと食べたいという欲求も強くなるせいもあるかもしれん。
お腹空いてるときは冷凍チャーハンなんかと一緒に食べるとか、白ごはんをスープにぶっこんで食べるといいかもね。
1.5倍の大盛りバージョン出してください。お願いします。650円くらいまでなら全然買います。
まさかインスタントラーメンで感動する日が来るとは。
それでは今回はこのへんで!