ゲーム機の復刻ミニ版ブームが一段落してから数年経った2023年夏、
発売当初はスルーしていたタイトーの復刻アーケード筐体『イーグレットミニツー』が最近急に気になり出して悩むこと1ヶ月くらい、定価よりもだいぶ安くなってたこともありポチってしまった。
購入したのは拡張ゲームパック『アーケードメモリーズ VOL.1』がセットになったもの。この拡張ゲームパックの中にも思い出深いものが数本入ってたので、本体のみの購入よりは少々お高くはなるけど、思い切って買ってみた。Amazonでお値段は14,364円でした。本体の中の40タイトル+拡張パック10タイトルの計50タイトルでこのお値段ならまぁ、納得価格だよね。
拡張パックには情報誌もついてた
タイトーの専用箱らしきものに入って届きました。中に一式入っている模様。
それでは、開けていきましょうか。
箱を開けると本体の箱とアーケードメモリーズ VOL.1が登場。そしてアーケードメモリーズには『電撃TAITO STATION』という懐かしのアレを思わせる雑誌が同梱されてた。ページ数はそんなにないけれど、内容としては拡張パックに入ってるソフトの情報と開発者のインタビュー記事となってました。めっちゃ久しぶりにこういう雑誌見た気がする。
本体の箱を開封するとお約束のケーブル類の他に筐体上部に取り付けるパネル用のシール類が同梱されてた。再現度が細かくていいですね。そして肝心の本体は想像していたよりも少し大きくて、液晶画面も大きいし、質感や作りもしっかりしてる。
もっとおもちゃっぽいのかと思ってたけど、、、これは期待できる。
小さいけど、ちゃんとアーケード筐体してる
電源を入れてゲームを起動してみる。なんだろう、小さいくせにちゃんとゲーセンの雰囲気を纏ってる。筐体上部のパネルもちゃんと光ってるし、液晶画面も今時の平面じゃなくて昔のブラウン管モニタみたいに湾曲してるとこもポイント高い。
キャッチフレーズにある通り、これはまさに卓上ゲーセンだ。
レバーを操作した時のカチカチ具合もいいし、ボタンもちゃんとしててしっかり操作感もしっかりアーケード感覚。
ガチャガチャとレバーを動かしてみると、、、、んん???。
それは操作レバーと画面の位置が近いせいで、操作する時にレバー先端のボールを下から包み込むような持ち方をすると指が画面側に当たって操作しにくい。指の先の方で包むか、もしくは上側から添えるような持ち方をすればなんとか問題なさそうだけど、下側からガッツリ持つ派の自分としてはもうちょっと幅にゆとりがあると良かったかも。
デザイン的な制約もあるだろうし、 ガチでやり込みたい人はHDMIで外部モニター繋いで、コントローラーも外付けで使うんだろうし、これはこれで割切りなのかな。
本体横側にはSDカードスロット。ここにアーケードメモリーズ VOL.1のSDカード挿して追加分のゲームを遊んだり、本体ファームウェアのアップデートをする際はアップデートデータを入れた自前のSDカードを挿したりする。使い勝手も特に問題なし。
裏側には電源スイッチ、外部コントローラー用のUSB端子が2個、出力用のHDMI端子、電源用のUSBタイプC端子、ヘッドホン端子と一通り揃ってます。電源スイッチは毎回裏側に手を回すのが地味にめんどくさいので横側とかにあってくれると便利だったんだけどなーとは思った。
噂の画面回転ギミック。想像していたよりもしっかりとしたギミックになってて、回しても壊れそうな不安感とかは無い。ゲーム遊んでる途中で回してもちゃんとゲーム側が認識して表示が変わってくれるのもポイント高い。全てのゲームが縦でも横でも遊べるようになってるので、無理に変える必要もなく選択肢の幅も広いし、よく出来てる。でもやっぱり縦シューティングなんかは縦画面で遊んだほうが没入感が全然違う。
1ヶ月使ってみて思うこと
1ヶ月ほど使ってみて、大きな不満点は無いけれど、ちょっと気になった点が2つほど。
まず、アーケードメモリーズのSDカードを挿したら、遊べるのはアーケードメモリーズに入ってる10本のみになって本体内蔵のタイトルが選べなくなる。てっきり既存の40本に追加される形で表示されるのかと思ってたよ。アーケードメモリーズのゲーム遊んでて、既存ゲーム遊びたいと思ったら一回電源切って、SDカード抜いて、また電源入れるの作業が地味に面倒。逆も然り。アップデートとかでSD刺したままでも切り替えできるようにしてくれないかなー。お願いします!
もう一点は仕方のないことだけれど、本体がネットに繋がってるわけではないので、アップデートはパソコンから自前のSDカードにアップデートのデータを入れて、アップデート用のSDカードを作ってやる必要がある。これもちょっと面倒。
とはいえ、起動も結構早いし、いつもの机の上の隅に置いといて気晴らしに2、3ゲームやるみたいな使い方してる。キッズ時代にゲームセンターとかで100円玉注ぎ込んだゲームがお家で遊び放題ってのは感慨深いものがある。子供時代ならドラえもんの道具に匹敵する夢のアイテムだもん。
お値段は1万数千円と安くない買い物だったけど、
所有欲も満たしてくれるし満足度の高い一品でした。