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【激痛との戦い】陥入爪というやつになってしまい、病院で爪を剥がすことになった件

10月に入ってから右足親指の先が痛みだした。

最初はあまり気にしていなくて放置していたら痛みもだんだん強くなってきて、そうなるとどうして痛いんだろうと触りはじめるわけです。
そしたら爪の横側から膿が出てきちゃって、あーなんかバイ菌入っちゃったのかと。

時々手の指でも爪の横のささくれとかを引きちぎっちゃうと同じ感じになってたので、あまり気にせず放置。
これまでは膿が出てしまえば自然と治ってたから。

それから数日経っても痛みは引かないどころかジワジワと強まるばかり。
そしてまた膿が出てきた。

このへんで「なんかいつもと違うぞ」と思い始めてよく観察してみると、どうやら爪の横部分とその先端が指の中に食い込む感じになってて内部を傷つけてるようだった。

この時、10月12日(土)。
土曜日なので病院は午前までだったこともあり、「来週まだ痛かったら病院行くかー」と軽く考えてた。
なんの根拠もないけれど自然と治ると思ってたんだよね。

それから2日後の10月14日(月)は祝日だったので、普段通りお買い物とかしてたら歩くのも辛くなるくらい痛くなってきた。
足の指を見てみると食い込んだ爪の横側と指の皮膚の間から赤い肉みたいなのが盛り上がってきてた。なにこれ?(恐怖)
恐る恐る触ってみるとすごい痛いのこれが。
そして指の先端部分も触るとすごい激痛が走るようになってた。ってかなんか指自体が紫っぽくなってきてるし。

この週は仕事がわりと立て込んでたので、足の指が痛いくらいで平日に病院行くという発想はなかったという見事な社畜精神。
とはいってもほっとくわけにもいかず、ひとまずドラッグストアで軟膏買って絆創膏で保護しつつ様子見。


こういう時に限って足の指をよくぶつける。しかも痛い親指狙ってくる。

1. シャワーにかかってると垂れ下がったホースが患部直撃。悶絶。

2. 小さい棚を持ち上げたら、棚の上段に置いてあったアロマの小瓶が落ちて患部直撃。死ぬかと思った。

3. PCで作業中、トイレに行こうと思って椅子を回転させると机の足部分が患部直撃。トイレのこと忘れた。

4. 外歩いてたらアスファルトのくぼみに患部引っ掛ける。しばらく立ち上がれず。

5. タオルケットをかけた状態でソファーでくつろいでたら、戯れてきた嫁が勢い良くタオルケットを取ろうとする→運悪く患部が引っかかっててタオルケットごと患部引っ張られる。指ちぎれたかと思った。


普段どこかにぶつけて痛い思いするのは小指が定番なのに、この週ばかりは右足の親指狙い撃ちですよ。何か強大な見えない力が働いているとしか思えない。


そうしてるうちに爪の横側から出てきていた赤い肉腫はもっと大きくなってた。
ググって調べてみるとこれは「肉芽」というらしい。
まったく同じ症状の写真もたくさん出てきた。
僕は決して1人じゃないという勇気をもらった気がした(嘘です)





そしてやってきた土曜日。もう病院へ行く迷いは無かった。痛すぎて早く解放されたい。
ってことで、朝一から掛かりつけの皮膚科へGO!

ちなみに担当の先生はとても美人の女医なのです。ここではS先生としておきましょう。



S先生「この前のはその後どう?もしかして何かあった?」
そう、実は8月末頃まで別の症状でしばらく通ってたのだ。

俺「この前のやつはお陰さまでバッチリ治りました。今回は別件でー」
S先生「?」

靴と靴下を脱いで、問題の箇所を見せる。

俺「なんか爪が中に食い込んじゃってるみたいで、すごく痛いんですよ。横から変な肉出てきたし。」

S先生「あちゃー、これは陥入爪だね。結構腫れてるねー。痛かったでしょー」
コクコクと頷く俺。


S先生「これはしばらく薬飲みながら腫れと痛みが治るまで様子を見るか、もしくはこの食い込んでる部分の爪を剥がすかのどっちかだけど。。どうする?」


2週間近くも痛みを我慢してやっと病院へ来たんだ。そんなの答えは決まってる。

俺「辛すぎるんで剥がす方向でお願いします。あ、もちろん麻酔しますよね??」

S先生「うん。もちろん麻酔するよ。」

俺「じゃあ、やっちゃってください!!」

S先生「はーい。じゃああっちの部屋に移動しようか。麻酔するときは指の何箇所かに打つし、すごーく痛いから覚悟してね。」

俺「え?」

可愛い顔でサラッと怖いこと言いやがる。声も可愛いから言葉とのギャップ萌え。
でもそれを聞いたオイラの表情はたぶん引きつってたんだと思う。こっちの顔見て先生はこう続けた。
S先生「ちゃんと足を押さえつけてからやるから大丈夫よ♪」

いやいやいやいや、その大丈夫って痛くないって意味の大丈夫じゃないやん。
痛みで暴れないように押さえつけとくから、処置には問題ないって意味の大丈夫やん。

怖いよー。痛いのやだよー。

この選択を少し後悔しながら処置室へ移動すると先生と看護師さんでササっと患部を消毒して、看護師さんが右足を押さえ込む体勢に入った。
S先生「それじゃ、麻酔してくねー。結構痛いけど我慢してね。」

痛くなくするための麻酔が痛いとか意味わからん。怖ぇぇーーーー!




まずは爪の付け根あたりに注射針が打ち込まれた。
S先生「大丈夫?」
俺「イテテ・・」
(心の声:アカン、めっちゃ痛いんゴォォォォォ!!!)

S先生「じゃあ次行くねー」
続いて指の先にブスり。
俺「イテテテ・・」
(心の声:ひぃぃぃーーーーーいやぁぁぁぁぁぁ)

S先生「あれ、結構反応薄いね。もともと痛みに強いのかな??」
俺「アハハ、そっすね。」
(心の声:うぉぉぉぉぉーー)

4箇所くらい打たれた頃には麻酔が効きだしたのか痛みが和らいでいった。
S先生「今、これ痛いかな?」
俺「いや、痛くないです」 S先生「じゃあ、これは??」
俺「no problem」

麻酔の効き具合を確認しているのだろう。

麻酔が効いてきたところで、食い込んだ部分の爪剥がしに取り掛かる。


S先生「じゃあ、いくよー。痛かったら麻酔追加するから我慢せずに言ってね」
そう言うとそっと俺の右足を左手で包み込んだ。右手には小さめのハサミ?みたいなもの
先生は処置用にビニールっぽい手袋してるんだけど、その手はとてもあったかい&やわらかい。
痛み我慢してきたご褒美ですなーとかニンマリしてたらまた痛みが走ってきた。

切り込み入れて引き剥がす感じみたい。
俺「あー、ちょっと痛いかもです」
S先生「そっか、じゃあ麻酔追加するね。」
麻酔を追加注入したあと、続けて剥がし作業に入る。
なんか足全体がじんわり痛くなってきた。

S先生「足震えてるけど大丈夫??」そう言いながら足をなでなで。
俺「なんかじんわり痛いけど大丈夫ですよ。」

本当に痛みは余裕で我慢できるレベルで大丈夫だったんだけど、当事者の足は限界突破でガクブルだったんだろう。すまん、右足。
なんだろう、、、先生とのやり取りで妙な嬉しさと心地よさが足の痛みと入り混じって不思議な気分だ

女性の優しい声って鎮痛効果とリラックス効果あると思います。
男の先生だったら痛みで半ギレしてたと思う。うん、間違いない。

引き剥がし作業が一段落したところで足下を覗くと、かなり血が出てた。
グロ耐性あるつもりの自分でもちょっと引くくらい。やっぱ映像とリアルは違うわ。


S先生「ここはすごい血が出るんだよねー。でもすぐ止まると思うからちょっと待ってね。」
そう言いながらグッーっと出血部分を押さえてくれてた。
そしたら本当にわりとすぐ止まった。そして薬塗ってガーゼとテープでグルグル巻き。

S先生「よし、完了〜。これで大丈夫。」

その後、当日は右足の入浴禁止とか明日以降の処置の仕方の説明を聞いて終了。診察開始から終了まで15分くらいだったかな。あっという間でした。


術後1時間くらいはじんわり痛かったけど、その後は痛みもなく快調。
食い込んでた爪を取り除いただけで嘘みたいに痛みは消えた。
数ミリ食い込んだだけで経験したことないような痛みを起こして持続効果もあるという恐るべし爪野郎。もう討伐したから平気だもんね。(自分は何もしてないけど)


医学とそれを操るお医者さんってすごいわ。
やっぱり仕事抜けてでも早めに病院行っとくべきだったと反省した1日でした。