「千と千尋の神隠し」の雰囲気があると有名な九份。
今となっては日本人にとってもすっかり有名な観光地となりました。
初めて台湾へ行く人なんかに行きたいところを尋ねると、ほぼ100%「九份」と言われる気がする。
でも、そこがどんなところかはみんな知らない。有名な階段下からの写真だけのイメージだけ持ってるようだ。
ということで、今年の春に行ったときの写真とともに今回は九份を軽く紹介してみようと思う。
九份(九份老街)って?
台湾北部の山間部にある。
結構山上にあるので昼は海も見えて遠くの景色も綺麗。
ツアーで行くなら夜が多いと思われる(夜景もきれい)
19世紀末頃から金の採掘が始まったことに伴って、そこにあった街が徐々に発展していき日本統治時代に最盛期を迎えた街。
日本統治時代に作られたものが数多く残っている。
1971年に金鉱が閉山された後は一気に衰退して、人々から忘れ去られた時期もあったようだ。
「ここの金(きん)は全部日本人が持っていったよー」と、うちの嫁さん(台湾人)が言ってた。
九份までのアクセス
台北からの行き方はいくつかの方法がある。
①.MRT(地下鉄)とバス
MRTで台北駅から3駅目にある「忠孝復興駅」を2番出口から出るとすぐにバス停があるので、そこから「九份ー金瓜石」行きのバスに乗ればOK。
九份行きのバス停には大抵観光客の行列ができてると思うのですぐに見つかるはず。バスは20分間隔くらいで出ているので時刻はあまり気にしなくていいと思う。
所要時間は1時間30分くらい。
②.鉄道と(バス or タクシー)
同じく台北駅から出発だけど、MRTではなく普通の鉄道に乗っていく。
鉄道からの車窓が大都会から段々と田舎の景色へ移り変わっていく様子はとても楽しいですよ。
九份の最寄り駅は「瑞芳駅」なので、そこで下車。
(台北駅からの所要時間30~40分、料金は50元くらいだったはず)
駅を出たらバスかタクシーに乗る。
《バスの場合》
駅の正面出口を出てると正面に道路があるので、そこを少し左へ行くとあるバス停から「九份ー金瓜石」行きのバスに乗る。
(所要時間20分くらい、20元しないくらいだったはず)
《タクシーの場合》
駅の正面出口を出てすぐ左側にたくさんタクシーが止まっているので、そこから乗る。
↓↓↓ 駅前の写真 ↓↓↓
③.行きも帰りもタクシー!
お金のことは気にしないのなら、全行程タクシーが最強です。
速いし、楽。
限られた時間内での観光なので時間と体力を買うという考え方もありだと思う。
九份の楽しみ方
とてもたくさんのお店が軒を連ねているので、
「見る」
「食べる」
「お土産を買う」
「写真撮影」
「景色を眺めながらまったり休憩」
何でもいけちゃいます。
必ずお腹を空かせてから行きましょう。
ここ数年は日本での人気も高まったこともあり、夜の7時頃に行くと日本人だらけの満員電車状態に遭遇してしまうので、可能ならば少し時間をずらすことがオススメ。
たぶん、その時間帯が一番夜景が綺麗だからツアー客が集中してるんだと思う。
時間帯を後ろにずらすと店が閉店してしまうので、夜の雰囲気も楽しみたいなら夕方5時頃に行って一通り楽しんだ後、日本人観光客が押し寄せて来る頃に帰るのが良いかと思われる。
九份のお店って閉店時間が結構早いんだよね。
↓ツアー時間帯に嵌まるとこんな状態になる。95%は日本人だと思う。 身動き取れません。
あと、注意することはリュックサックなんかで行く場合は前に持つようにしときましょう。
人混みの中でいつの間にか。。ってことがあるようなので。
食べ物は本当にたくさんのものがあるので、事前にリサーチしてターゲットを決めておくとスムーズに楽しめると思います。
お土産なんかは値段の交渉もできるので、店員さんとのやり取りも楽しめます。
日本統治時代を色濃く残す古い町並みに中華のエッセンスが加わって異世界のような雰囲気もあり、写真撮影ポイントが盛り沢山なのでカメラも忘れずに。
↓↓↓帰りのタクシーで運転手さんが「ここから写真撮ったら綺麗だよ!!」って案内してくれた場所から撮影。