やっちまった。買っちまった。
だって国が10万円くれたんだもん。
ぶらっと立ち寄ったパソコン工房でモニター眺めてたら、なんだかお安い4kモニター発見。
28インチで税抜きギリギリ4万円切るようなお値段。勝手なイメージとして4kモニターって6・7万円くらいなもんだと思ってたから値段に目がいった。その場でググって細かい仕様を調べる。IPSじゃなくてTN液晶なのか。なるほどお安いのはこの辺りが関係してるのかな。でもゲームするぶんにはTNでもいいんだけどね。続いてレビューや感想を漁ってみる。あまり情報は無かったけど値段の安さの割にはそんなに悪くなさそうだ。
悩む。本当に必要かと自分に問えば「否」である。
でも現状より更に広い画面で文字も滑らか表示な環境も魅力的。買わない理由よりも買うべき理由を考えてるのだから後はお察し。
税込4万ちょいかー、どうすっかなー、とか悶々としてたら新たな情報が入ってきた。
何と今ならパソコン工房で使える2000円クーポンが貰えるらしい。更にLINEの友達登録で500円引きだって。買います。
外観・主なインターフェース
デザインとしては少し古いというか会社なんかで使ってそうな地味な外観で液晶サイズは28インチ。重さはスタンドを含めないモニタのみで5.2kgなので特に軽くもない。ベゼルは付箋なんかをバンバン貼れちゃいそうなくらいの太さがある。でも移動や角度調整なんかの時には少々ベゼル太い方がしっかり手で持てたりもするので、取り回しに安心感が出るし個人的にはこのくらいの太さなら全然ありです。
映像入力はD-SUBミニ15ピン、DVI-D24ピン、 HDMI、DisplayPortがそれぞれ1個づつ搭載。音声は入力と出力がステレオミニで1個づつ。そして全ての入力端子用のケーブルが付属してる。自分としては使わないケーブルがほとんどなのでこれについて別売りが良かったかな。結構かさばるし。
USBハブ機能もついていて、上からUSB2.0が2つ、USB3.0が2つ(黄色端子はバッテリーチャージ機能付き)、そしてハブとして使うときにPC側へ繋ぐアップストリームのポートが1つ。一番下のスイッチはモニタの電源。 工夫次第ではなかなかの拡張性を秘めてるんじゃなかろうか。
モニタの下側にはよくある感じの表示調整用のボタン類が配置されてた。ただこれが個人的には微妙に使いにくくて誤操作を頻発。MENU押すつもりが電源ボタン押しちゃったりとか、プラスボタンとマイナスボタンの間に電源ランプがあるせいで微妙に離れてて変な感じで押し間違えるし。配置をもうちょっと変えるだけで全然使い勝手が違うと思うんだけど慣れなんでしょうかね。
1週間ほど使ってみて
解像度はネイティブ3840×2160だと流石に文字が小さすぎて読めないので、擬似解像度で2560×1440が個人的にはベストだった。
滑らかな文字表示でMacBook Proの表示領域より遥かに広くてめっちゃ快適。この前まで使ってたFULL HDのモニタだとRetina表示に慣れきってる身としては文字表示のギザギザ具合が耐えられず動画専用だったけど、これならブログの記事作成も効率アップで作業できるし、メインモニターとして使っていけますわ。
擬似解像度2560×1440だと実質5120×2880の負荷がかかるわけだからシステム的にどうなってるのか確認してみたら解像度はやっぱり5Kで認識されてた。リフレッシュレートの方もDisplayPortで接続してるからちゃんと60Hzになってたので一安心。製品仕様ではHDMI接続でも60Hz対応となってたので試してみたらそちらも大丈夫だった。
2016年式のモデルだけど15インチなので5k出力には対応してたのでよかったよ。これからもまだまだ使えそうだ。
気になった点は上下の視野角。左右はほぼ気にならないレベルで広いんだけど、上下の視野角は左右ほど広くなくて視線の位置を上下に移動すると割と色味が変わる。下から見上げる感じになれば黒っぽく、上から見下ろす感じだと白っぽく見えるようになる。感覚としてはRetinaディスプレイになる前のMacBook Airの液晶みたいな感じ。モニターを買う時に実物見れるのなら液晶の上下左右からしっかり眺めてみて確かめた方がいいと思う。ここはまぁTN液晶ということと値段の安さで諦める。自分の使い方では問題なし。
それと「??」となったのが、付属のスタンドは液晶の回転に対応してるのに取扱説明書には「回転機能は使わないで。縦画面や極端に傾いた状態では使わないで。」という注意書きがあること。横画面の使用を前提とした設計になってるって書いてあった。ちゃんと説明書読まないと赤文字とかで書かれているわけでもないので見落とす人多そう。スタンドの部品は他の製品と共通で使ってる関係で回転機能を除外できなかったんだろうなー。この書き方だと故障につながる恐れがあるんだろうから、もう少し何とかしてくれててもいいんじゃない?と思ったりもした。縦シューティングゲームは他のモニターで楽しむことにする。
あと余談だけど、HDMI接続するときにHDMIセレクターかまして繋いでたらMacをスリープした時にモニターの表示自体はOFFになるんだけどバックライトがついたままになるという謎の現象が起こった。それも起こったり起こらなかったりと安定しない。
そしてPS4やSwitchだとスリープしても同じような現象は起こらない。試しに直接PCとモニターをHDMIで接続した場合は同じケーブル使ってもそんな現象は起こらずにちゃんとモニターもスリープした。HDMIセレクターとMacとモニターの三つ巴の相性問題なのかな。微弱な信号とかが残っちゃうのかなーと予想。
これについてはDisplayPortで直接繋ぐようにして使うことにしたので解決というか回避できた。なんかMacはHDMIよりもDisplayPort使った方が何かと良いみたいだし。
おわりに
ほぼ衝動買いだったけど色々捗るようになったので思い切って買ってよかった・・・はず。
文句なし!ってわけではないけどそこは値段とのトレードオフだと思って納得するようにする。
MacBook Proに常時繋いで基本的にはもうサブではなくてメインモニターとして使うようになった。クラムシェルモードだとやっぱり廃熱とかWi-Fiの感度とかが気になるので気休めかもしれないけどMacBookは開いた状態で繋げるようにしてる。画面がとても広くなったこともあってMacBook側の液晶はほぼ使わなくなったということもあり、普段は輝度を最小まで落として真っ暗な状態にしてます。必要に応じてMacBook側をサブモニターとして使う感じで落ち着いた。
大きい画面はいいものだ。