もともとApple Watchに対しては否定派だったけど、Series4がとても魅力的に見えてしまって必要か不要かは考えず、好奇心だけで購入した。
自分にとって定着するかどうか購入時点でも疑念が残っていたので、ひとまず一番安価なアルミボディのGPSモデルを選択。ステンレスボディのモデルの方が質感も良くて、ガラスもとても丈夫なものが使われているということでモノとしては魅力的だったけど、不要なCellular版しかなく値段も3万円くらい上がってしまうので今回は見送り。
11月から使い始めて早2ヶ月、ようやく生活の中に定着して来たので感想を書いてみようと思う。
決して小さなiPhoneではない
アプリという概念があって、メールやラインも使うことが出来るんだけども、ほとんどのアプリが簡易版であってそれ単体では成り立たないということ。
iPhoneという母体があって、子分として簡単な使いっぱしりをする存在だと思う。
アプリも機能はかなり制限されているので、ちゃんとしたことをやろうとするとどうしてもiPhoneを使わざるを得ない。
LINEのアプリも内容を見ようとするとイマイチ動作が不安定なので、通知だけ受け取ってiPhoneで操作する感じに落ち着いた。
メールはSPARKを使っているけど、これもメールの形式によっては差出人とタイトルが表示されて、「iPhoneでご覧ください」となっちゃうので結果的にiPhone側での操作に行き着く。
ブラウザでネットを見ることはできないし、YouTubeなんかも無い。小さなiPhoneをイメージして手に入れてしまうと後悔する可能性が高いと思う。
「iPod」としてはかなり使える
MUSICアプリはかなり重宝してる。
iPhone側のMUSICアプリと同期してくれて、Watch単体でBluetoothイヤホンとペアリングして音楽を聴くこともできるし、iPhone側のMUSICアプリを操作することもできるのでイヤホン等はiPhoneとペアリングしておいて操作だけをWatch側から行うということもできてしまう。
僕の場合はiPhoneと車載ステレオのFMトランスミッターがペアリングされるようにしているので、エンジンをかけるとiPhoneと自動的にペアリング→その後の音楽再生やボリューム操作はWatch側でという流れが定着した。
信号待ちなんかでちょっと操作するにしても手首の端末でサッとできるのは想像以上に楽だった。
↓FMトランスミッターに関してはこちらの記事をどうぞ↓
www.nyoro-life.com
電話もできるよ
GPSモデルだとWatch単体で電話はできないのでiPhoneと接続されていることが前提なんだけれども、家の中のいるときは大活躍する。
何か作業しながらでも会話できるし、iPhoneを持ち歩く必要が無いのでトイレに行こうが、洗い物をしようが、ベランダで洗濯物干しながらでも大丈夫。
それに着信があれば手元がブルブル震えるので(消音モードじゃなければ着信音もちゃんと鳴る)着信を見逃すということがほとんどなくなって、電話の行き違いなんかが皆無になった。
以前までは、誰かに電話するも出てもらえず→折り返しの電話くるも気づかず→後で気づいてまたこちらから電話するも(略 みたいなことがよくあったので、非常に助かってる。
健康面には結構うるさい
アクティビティというアプリが入っていて、今日はこれだけカロリー消費しましたよとか、あんまり動いてないようなのでちょっと運動しましょうとか、座りっぱなしのようなので少し立ちましょうとか、深呼吸しましょうとかを定期的に通知してくる。
これによって嫌でも意識してしまうので、無視することはあっても以前よりは体が動いてる気がする。
うまく使いこなせばダイエットのサポートにも活躍しそうな感じ。
いろんな機能はあるけれど「腕時計」の立ち位置
2ヶ月間使って来て、現時点でも一番の用途は「時間を確認する」という事実。
何かのアプリがメインなわけでも無いし、iPhoneの通知受信や電話機能も便利ではあるけれど付加価値であってiPhoneには到底勝てない。
日々の生活の中ではやっぱり「腕時計」という扱いになる。
iPhoneのお手伝いが少しできますよという感じ。
確かにiPhoneを取り出さなくても済むケースも随分増えたので、結果的にiPhoneのバッテリー持ちも良くなるという結果になった。
Apple Watch自体のバッテリ持ちについては、僕の場合は朝100%だと1日使って就寝時に残量が65%〜75%くらいなので2日に一回、寝る前に充電する感じになってる。
まとめ
Apple Watchは必要か不要かというのは、その人のライフスタイルによって振り幅が大きく変わると思う。
外にあまり出ない人や、いつでもiPhoneが触れられる環境ならば大して必要ないかもしれない。
僕個人としては、あれば確かに便利なんだけど、無くても困らないというなんとも言えない感じになってしまってる。
でも外出時に着け忘れるような事は今まで一度もないので、無意識に相棒として認識してるんだと思う。
腕時計で電話やメールするとか一昔前までSF映画の世界だったんだけど、実際手にしてしまうとそんなに大きな感動でもなかった。
アプリも今のところパッとするものは無いけど、利用者が増えればアプリの開発も盛んになって面白いものが出てくるのかなーと思ってる。
もうちょっと派手な機能があれば変わると思うし、大きな可能性を秘めているデバイスだと思うので今後の発展に期待!